ホワイトニングについて②「ホワイトニングの種類1」
2015年10月28日
今回はオフィスホワイトニングについてご説明します。
オフィスホワイトニングとは歯科医院で漂白効果の高い高濃度の薬剤を塗布し、光を当てるなどして薬剤を活性化させて短時間で歯を白くする方法です。
特徴としては高濃度の薬剤を使用して短時間で行うため一度の施術である程度白くはなりますが、多少の痛みを感じたり、時間をかけて行うホームホワイトニングに比べると色の後戻りがしやすくなります。
オフィスホワイトニングでは過酸化水素という薬剤を使用します。
過酸化水素は分解が早く短時間での施術に向いているためです。
そして光を当てることにより化学反応が起こり薬剤の成分を活性化させてさらに促進することができるので、より短時間で効果的にホワイトニングを行うことができるのです。同じ薬剤を同じ量使用したとしても光を当てるのと当てないのとではその効果は3倍変わってくると言われています。
過酸化水素の濃度は30%前後のものを使用します。日本人の場合はエナメル質が薄いので35%の濃度を超えると個人差はありますが歯にダメージを与える可能性が高くなってくるためです。同様の理由で1日の作用時間を30分以内としています。それを超えての施術も可能ですが、日本人には長時間のホワイトニングシステムはリスクが高いものと言えます。
次回はホームホワイトニングについてご説明します。