虫歯になりにくいあめの選び方
2015年03月24日
寒い時期はのどの乾燥や痛みが気になりあめ、のどあめを食べる機会が増えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近では花粉の時期に食べるものも増えてきているようですね。
あめは他のお菓子に比べて1つ食べ終わるのに時間がかかります。(咬んでしまう方は別ですが…)
その間にお口の中のphが酸性に傾き歯の表面が溶けやすく虫歯になりやすい環境になっています。
そこで今回は虫歯になりにくいあめの選び方についてお話したいと思います。
虫歯菌は砂糖をエネルギーにして酸を産生し歯の表面を溶かして虫歯を作りますので、簡単に言うと砂糖の入っていないものを選んでいただくことです。
パッケージの裏に表示してある成分表に砂糖が含まれているかどうか確認していただくということも1つの方法ではありますが、他にわかりやすくしてあるのがシュガーレス、ノンシュガーと表示されているものです。
シュガーレス、ノンシュガーと表示されているものにはほとんど砂糖は使用されておらず、その代わりに糖アルコールと呼ばれる代用甘味料が使われています。
糖アルコールとは甘味はありますがブドウ糖などの砂糖に水素を加えたりして、虫歯菌のエネルギーにならないように変化させたものです。
よく耳にするキシリトールがこの糖アルコールにあたります。マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、ラクチトール、還元パラチノース、還元水飴なども糖アルコールにあたります。
他にも糖アルコールではありませんが、甘味を出すためにアスパルテーム、サッカリン、ステビアなどが使われています。
これらは虫歯菌のエネルギー源にならず、酸を作り出すことができないので虫歯になりにくいのです。
これからあめを購入される際にはのどのケアはもちろんですが、虫歯予防も意識して選んでみてはいかがでしょうか。