歯ブラシの選び方
2016年06月24日
普段どのような歯ブラシを使っていますか?
様々な大きさや形、色をした歯ブラシを色々なところで見かけますが一体どのような歯ブラシを選べばいいのでしょうか。
磨き方のお話をさせていただくと必ずと言っていいほどよく質問を受けるので、今回は歯ブラシの選び方についてお話したいと思います。
①歯ブラシ(ヘッド)の大きさ
ヘッドが大きすぎると奥まで届かず細かい部分にも当たりにくくなり磨き残しが起きやすくなります。
逆に小さすぎても細かい部分に当たりやすくはなりますが、たくさん動かさないと汚れが取り切れず時間がかかってしまいます。
歯並びやお口の大きさに合わせて操作しやすく奥までしっかり届くものを選びましょう。
②歯ブラシの硬さ
プラーク(歯垢)は本来やわらかいのでふつう~やわらかめで十分落とせます。
かためのものは歯ぐきを傷つけたり知覚過敏になる恐れがありますので注意してください。
歯ぐきに炎症がある場合はやわらかめの歯ブラシで優しくしっかり磨きましょう。
③歯ブラシの材質
現在販売されている歯ブラシのほとんどが透明のナイロン製のものです。
同じナイロンでも色のついたものは色素の成分が混入されるので毛の弾力が低下します。
豚や馬など動物の毛の歯ブラシはたんぱく質でできているため口腔内の細菌が付着しやすく乾きにくいため不潔になりがちですのでおすすめできません。
④歯ブラシの形
◎柄
実際に持ってみて持ちやすいものを選びましょう。
様々なものがありますがストレートでシンプルなものがおすすめです。
カーブしているものは上の奥歯を磨くのが難しくなりますし、手元に突起や飾りのついているものは動かすときに邪魔になりやすいです。
◎毛先の形
平坦で均一に植毛されたベーシックなものが圧力が均等にかかりよく磨けると言われています。
ギザギザになっているものはその形ゆえに当てやすいところと当てにくいところの差が生じてしまいます。
⑤電動歯ブラシ
よく磨き残しがあることをお伝えするとこちらも必ずと言っていいほど電動歯ブラシのほうがいいですかと聞かれます。
基本的にはプラーク(歯垢)がしっかりととれていればご自分のお好きなものを使っていただいていいのですが、手用の歯ブラシで磨き残しがある場合電動歯ブラシに変えたらきれいに磨けるかと言われるとそうとも限りません。
基本は手用歯ブラシも電動歯ブラシも同じできちんと毛先を当てられていないとどちらを使ってもあまり変わらなくなってしまいますので磨き方にも注意が必要です。
毛先の向きや当て方に注意してご自分に合った歯ブラシで効率よく磨けるようにしましょう。
その人それぞれにあった歯ブラシがありますので、何かわからないことがありましたらご質問ください。